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與
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あづか
ふりがな文庫
“
與
(
あづか
)” の例文
新字:
与
獨りかの猶太種と覺しき老女のみはこの賑しき物語に
與
(
あづか
)
らで、をり/\姫がことさらに物言掛けたる時、僅に輕く頷くのみなりき。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
彼歎きつゝ
頭
(
かうべ
)
をふりていひけるは、そもかの事に
與
(
あづか
)
れるはわれひとりにあらざりき、また我何ぞ故なくして人々とともに動かんや 八八—九〇
神曲:01 地獄
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
殊
(
こと
)
に
艇尾
(
ていび
)
兩瑞
(
りようたん
)
に
裝置
(
さうち
)
されたる
六枚
(
ろくまい
)
の
翅
(
つばさ
)
を
有
(
いう
)
する
推進螺旋
(
スクリユー
)
の
不思議
(
ふしぎ
)
なる
廻轉作用
(
くわいてんさよう
)
の
與
(
あづか
)
つて
力
(
ちから
)
ある
事
(
こと
)
を
記臆
(
きおく
)
して
貰
(
もら
)
はねばならぬ。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
親父も喜んで
私
(
わし
)
に話す元來御目附といへば天下の樞機に
與
(
あづか
)
る人。其人の
家
(
うち
)
に
居
(
を
)
れば自然
海内
(
かいだい
)
の形勢も分かるであらう。
兵馬倥偬の人
(旧字旧仮名)
/
塚原渋柿園
、
塚原蓼洲
(著)
是
(
ここ
)
に
於
(
おい
)
て
闔廬
(
かふろ
)
、
孫子
(
そんし
)
の
能
(
よ
)
く
兵
(
へい
)
を
用
(
もち
)
ふるを
知
(
し
)
り、
卒
(
つひ
)
に
以
(
もつ
)
て
將
(
しやう
)
と
爲
(
な
)
す。
西
(
にし
)
は
彊楚
(
きやうそ
)
を
破
(
やぶ
)
つて
(一三)
郢
(
えい
)
に
入
(
い
)
り、
北
(
きた
)
は
齊
(
せい
)
・
晉
(
しん
)
を
威
(
おど
)
し、
名
(
な
)
を
諸矦
(
しよこう
)
に
顯
(
あら
)
はす。
孫子
(
そんし
)
與
(
あづか
)
つて
力
(
ちから
)
有
(
あ
)
り。
国訳史記列伝:05 孫子呉起列伝第五
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
▼ もっと見る
醫者は斯ういふ經驗を
有
(
も
)
つだらうか? 彼等は自分達の肉體に就いても、患者等のそれと同樣に考へてゐるだけであつて、自分の個性の形成に
與
(
あづか
)
る所の自分の胃、自分の肺を
かめれおん日記
(旧字旧仮名)
/
中島敦
(著)
盜人にも三分の理といふことは、盜人が七分の背理を三分の理で覆はうとする切實な努力を、つまりはじめから十分の理をもつてゐる人間の
與
(
あづか
)
り知らない哀切な努力を意味してゐる。
三島由紀夫:ナルシシスムの運命
(旧字旧仮名)
/
神西清
(著)
建物
(
たてもの
)
や
土木工事
(
どぼくこうじ
)
を
耐震的
(
たいしんてき
)
にするといふようなことは、これ
亦
(
また
)
平日
(
へいじつ
)
行
(
おこな
)
ふべきことではあるが、しかしこれは
其局
(
そのきよく
)
に
當
(
あた
)
るものゝ
注意
(
ちゆうい
)
すべき
事項
(
じこう
)
であつて、
小國民
(
しようこくみん
)
が
與
(
あづか
)
らずともよい
事
(
こと
)
である。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
さうして
居
(
ゐ
)
る
間
(
ま
)
に二
度目
(
どめ
)
の
酒
(
さけ
)
に
與
(
あづか
)
らぬ
婆
(
ばあ
)
さん
等
(
ら
)
は
表
(
おもて
)
の
雨戸
(
あまど
)
を
更
(
さら
)
に二三
枚
(
まい
)
引
(
ひい
)
て
餘計
(
よけい
)
に
薄闇
(
うすぐら
)
く
成
(
な
)
つた
佛壇
(
ぶつだん
)
の
前
(
まへ
)
に
凝集
(
こゞ
)
つた。
何時
(
いつ
)
の
間
(
ま
)
にか
念佛衆
(
ねんぶつしゆう
)
以外
(
いぐわい
)
の
村落
(
むら
)
の
女房
(
にようばう
)
も
加
(
くは
)
はつて十
人
(
にん
)
ばかりに
成
(
な
)
つた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
大阪役の後に、
悉
(
ことごと
)
く天下の
端城
(
はじろ
)
を
毀
(
こぼ
)
たれたので、左右良も其數には
洩
(
も
)
れなかつた。併し采地は依然としてをつた。又黒田家の家老としては五十餘萬石の國政を
與
(
あづか
)
り聞き、五萬餘の士卒を支配した。
栗山大膳
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
又我が能く少時の夢を
喚
(
よ
)
び起して、この詩中に入るゝことの、かくまで細かなることを得しは、この老女の振舞
與
(
あづか
)
りて力ありければなり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
またわが先祖達と我とは、汝等の年毎の競技に
與
(
あづか
)
りて走る者がかの
邑
(
まち
)
の最後の
區劃
(
わかち
)
を最初に見る處にて生れき 四〇—四二
神曲:03 天堂
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
さて食を供するに至りて、賊の中にはわが肩を敲きて、皿に肉塊を盛りて呉るゝもありき。唯だ彼媼は
故
(
もと
)
の如く、室隅に坐して、飮食の事には
與
(
あづか
)
らざりき。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
與
部首:⾅
14画
“與”を含む語句
關與
遞與
與吉
與太郎
與兵衞
猶與
伊與
分與
貸與
與力
吟味與力
多與里
與力等
與奪
與市兵衞
與市
與左吉
與太
黨與
與太坊
...