“与:あづか” の例文
“与:あづか”を含む作品の著者(上位)作品数
北村透谷4
芥川竜之介4
森鴎外3
尾崎紅葉2
菊池寛2
“与:あづか”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > 小説 物語1.8%
文学 > 日本文学 > 日本文学1.3%
歴史 > 日本史 > 日本史1.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
何等の祝福ぞ、末代下根の我等にして、この稀有けう微妙の心証を成じて、無量ののりの喜びにあづかるを得べしとは。
予が見神の実験 (新字旧仮名) / 綱島梁川(著)
吾れは神にあらず、又大自然の一波一浪たる人にもあらず、吾れは「神の子」也、天地人生の経営にあづかる神の子也。
予が見神の実験 (新字旧仮名) / 綱島梁川(著)
蘭軒は前年初見の時の同行者として、梧堂を除く外、成田成章、大田農人、皆川叔茂を挙げてゐて、岡本、田内、土屋はあづからなかつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
利仁の命令は、言下ごんかに行はれた。軒からとび下りた狐は、直に広庭で芋粥の馳走に、あづかつたのである。
芋粥 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
此によつて見れば、昭憲皇太后の御入内ごじゆだいには、薫子の口入があづかつて力があつたらしく見える。
津下四郎左衛門 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
然れども当時の文学中の最大部分たる洒落本、戯作の類の大に之にあづかりて力ありし事を思はざる可からず。
「彼の悔悟は彼の悔悟で、僕のあづかる事は無い。畜生も少しは思知つたと見える、それも可からう」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
けれどもさきにも言ふごとく、中坂なかさかに社をまうけてからは、山田やまだまつた社務しやむあづからん姿であつたから
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
吾がすむ塩沢しほざは下組したぐみ六十八ヶ村の郷元がうもとなれば、郷元をあづかり知る家には古来こらい記録きろくのこれり。
それには、是非ともお交際を願つて、いろ/\な立ち入つた御相談にも、あづからせて戴きたいと
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
四庫全書総目に、此書は官撰であるから、巣も呉も其事にあづかつたのだらうと云つてある。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
凡そ市にありとあらゆる肉欲に満足を与へる遊びには、己達二人のあづからぬことは無い。
復讐 (新字旧仮名) / アンリ・ド・レニエ(著)
多数の漢学思想を主意とする学者の中に挺立して、能く革命の気運に馴致じゆんちし、明治の思想の建設にあづかつて大功ありしものは、実に斯る特性あればなり。
しかし、再び年少の頃の私は、そのやうな故事来歴はあづかり知らず、ただ口繩坂の中腹に夕陽丘女学校があることに、年少多感の胸をひそかに燃やしてゐたのである。
木の都 (新字旧仮名) / 織田作之助(著)
上田と四郎左衛門とが捕へられた後に、備前で勇戦隊を編成した松本箕之介みのすけ入牢にふらうし、これにあづかつた家老戸倉左膳の臣斎藤直彦も取調を受けた。
津下四郎左衛門 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
「お鮨なんですよ、昨夕ゆうべ大使夫人にお招きにあづかりましてね、その折戴いた御馳走なの、貴方に上げたいと思つて、態々わざ/\持つて、帰つたのですわ。」
猫がその遺産金をつかつたかは、自分がその相談にあづからなかつたから、よくは知らないが、唯愛国婦人会や赤十字社に寄附しなかつた事だけは事実らしい。
「あゝさうですか。いや、今日はお招きにあづかつて有難うございます。僕は、御存じの杉野たゞしの息子です。こゝに、いらつしやるのは、唐澤男爵のお嬢さんです。」
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
第三の「遺老の実歴談に就きて」は「明治維新の前後に際会して国事にあづかりし遺老の実歴談多く世に出づる」に当り、その史料的価値を考へた三十頁ばかりの論文に過ぎない。
大久保湖州 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
盲人は絵画の鑑賞にあづからなければ、聾者も音楽の鑑賞には与りません。
文芸鑑賞講座 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
といふと、松下氏は自分が下相談にでもあづかつたやうに、
それに事によつたら、品もあづかつたのではあるまいか。
椙原品 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
藤原道長みちながの如きは、一條いちでう、三條、後一條天皇の御代、三十余年にわたつて、政治の最高枢機にあづかり、その子頼通よりみちも、父についで、摂政または関白たること五十余年であつた。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
俺もおほいにあづかつて尽力したんさ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
僕もまた分け前にあづかるべきである。
解嘲 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
三たび我が行きし時に、蒼海は幾多の少年壮士を率ゐて朝鮮の挙にあづからんとし、老畸人も亦た各国の点取てんしゆに雷名を轟かしたる秀逸の吟咏を廃して、自村の興廃に関るべき大事に眉をひそむるを見たり。
三日幻境 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
我れ等もあづからしめ給へ。
晶子詩篇全集拾遺 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
新教勃興後の基督キリスト教国は一般に新活気を文学に加へたり、其然る所以ゆゑんのものは基督のみ是を致せしにあらず、悪魔もあづかりて力あるなり、言を換へて云へば、聖善なる天力ヘブンリー・パワーに対する観念も
他界に対する観念 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
この第三回のかう、われは髪を剃りつゑを曳きて古人の跡を蹈み、みづから意向を定めてありしかば義友も遂に我に迫らず、遂に大坂の義獄にあづからざりしも、我が懐疑の所見朋友を失ひしによりて大に増進し、この後幾多の苦獄を経歴したるは又た是非もなし。
三日幻境 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)