“道長”の読み方と例文
読み方割合
みちなが100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
藤原道長みちながの如きは、一條いちでう、三條、後一條天皇の御代、三十余年にわたつて、政治の最高枢機にあづかり、その子頼通よりみちも、父についで、摂政または関白たること五十余年であつた。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
道長みちながは、「この世をばわが世とぞ思う」と歌った。権力独占の事実を、後人に告白している。藤原氏の世は乱れた。地方に住まっていた源氏げんじ平家へいけは、かくて必然に、その勢力を得てきたのである。