“与那原”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ヨナバル50.0%
よなばる50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此神々は、年に一度出現する神もあれば、三十年に一度出現する神もあり、一年の間に度々出現する神もある。其中で、最著しい神は、与那原ヨナバルのみおやだいり(御公事)の神である(中山世鑑)。
琉球の宗教 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
首里より一里程海岸の与那原ヨナバルに聞得大君が行く時に、与那原のみおやだいりの神が現れる。みおやだいりは、其神に奉仕するのであつて、其祭りに奉仕する時は、此を神と認めて儀礼を行ふのである。
琉球の宗教 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
昔はそのオホアガリの島から、赤い髪の色をした男女が、時たま与那原よなばるの浜に渡ってくることがあったように、うわさをする者が多く、伊波普猷氏などもおさない頃、よくその話を聴いていたそうである。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)