“関与”のいろいろな読み方と例文
旧字:關與
読み方割合
くわんよ50.0%
たずさわ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その不公平を矯正けうせいする為には、女自身が世の中の仕事に関与くわんよしなければならぬ。唯、不公平と云ふ意味は、必ずしも、男だけがとくをしてゐると云ふ意味ではない。
世の中と女 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
又世の中の仕事に関与くわんよするとなると、女に必然に女らしさを失ふやうに思ふ人がある。が、私はさうは思はない。成程なるほど、在来の女らしい型はこはれるかも知れない。
世の中と女 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
わたくしの知っていた人たちの中で兵火のために命を失ったものは大抵浅草の町中に住み公園の興行ものに関与たずさわっていた人ばかりである。
草紅葉 (新字新仮名) / 永井荷風(著)