関与くわんよ)” の例文
旧字:關與
その不公平を矯正けうせいする為には、女自身が世の中の仕事に関与くわんよしなければならぬ。唯、不公平と云ふ意味は、必ずしも、男だけがとくをしてゐると云ふ意味ではない。
世の中と女 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
又世の中の仕事に関与くわんよするとなると、女に必然に女らしさを失ふやうに思ふ人がある。が、私はさうは思はない。成程なるほど、在来の女らしい型はこはれるかも知れない。
世の中と女 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)