『文芸鑑賞講座（ぶんげいかんしょうこうざ）』

文芸上の作品を鑑賞する為には文芸的素質がなければなりません。文芸的素質のない人は如何なる傑作に親んでも、如何なる良師に従つても、やはり常に鑑賞上の盲人に了る外はないのであります。文芸と美術との相違はありますが、書画骨董を愛する富豪などにかう …

著者	芥川竜之介
ジャンル	文学 > 文学 > 文学理論 作法
初出	「文芸講座　第二号、第五号、第一二号」文藝春秋、1924（大正13）年10月10日、11月30日、1925（大正14）年4月3日
文字種別	新字旧仮名
読書目安時間	約22分（500文字/分）
朗読目安時間	約37分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

直（ちよく） 少（まれ） 与（あづか） 啄（くちばし） 悉（ことごとく） 了（をは） 酒肆（しゆし） 嘗（かつて） 況（いはん） 輒（すなは） 豁然（くわつぜん） 条（くだり） 斜（はす） 板（はん） 所以（ゆゑん） 致（ち） 苟（いやし） 復（また） 翠微（すゐび） 尤（もつと） 夫（そ） 啐啄（そつたく） 畢竟（ひつきやう） 略解（りやくげ） 却（かへ） 則（すなわ） 直（すぐ） 雖（いへど） 頗（すこぶ） 米芾（べいふつ） 縄尺（じようしやく） 真贋（しんがん） 而（しか） 霊（れい） 膠固（かうもと） 若（も） 規矩（きく） 角（かく） 譬（たと） 足迹（あしあと） 辟易（へきえき） 須（すべか） 辣腕（らつわん） 醸（かも） 鋪石（しきいし） 寧（むし） 乖（そむ） 亘（わた） 亦（また） 任翻（じんはん） 但（ただ） 倪瓚（げいさん） 兎（と） 可成（かなり） 囃（はや） 大人（おとな） 定款（ていくわん） 瓶（びん） 屡（しばしば） 己惚（うぬぼ） 幾何（いくばく） 忽（たちま） 愈（いよいよ） 成程（なるほど） 扨（さて） 次手（ついで） 殆（ほとん） 無暗（むやみ） 独逸（ドイツ）