“真贋”の読み方と例文
読み方割合
しんがん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その真贋しんがんのほどは想像にも及ばなかったが、しかし価額表と照し合せての惣治の見当には、たいした狂いがなさそうに彼にも考えられた。
贋物 (新字新仮名) / 葛西善蔵(著)
もとより此の写本の真贋しんがんについて判定を下す資格はないので、「于時ときに天和二歳次壬戌如月記之、安積源太夫六十七歳」
聞書抄:第二盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
穂先、飾り柄ともににせもの打ち仕立て、そしらぬ顔で納めましたるところ、かりにもご宝蔵を預かるお番士の目に、真贋しんがんのわからぬ道理ござりませぬ。