“倪瓚”の読み方と例文
読み方割合
げいさん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼らはまたあの倪瓚げいさんの描いた沙樹の図のやうに、高い空のもとにひとりぽつちで立つてゐる。その眼は絶えず自分の孤寂を見つめてゐるもののやうに。
独楽園 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
元の四大家の一人と呼ばれる倪瓚げいさんなどと言ふ先生は竹や梧桐の茂つた中に清閟閣せいひかくと言ふ閣を造り、常に古人の名詩画に親んでゐたと言ふことであります。
文芸鑑賞講座 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)