“倪雲林”の読み方と例文
読み方割合
げいうんりん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この男が自分の倪雲林げいうんりん山水さんすいぷく、すばらしい上出来なのを廷珸に託して売ってもらおうとしていた。価は百二十金で、ちょっとはないほどのものだった。
骨董 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
と云ふ意味は、倪雲林げいうんりんが石上の松を描く時に、その松の枝をことごとく途方もなく一方へ伸したとする。
芸術その他 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
はねを無数に積み重ねてその上へ固形物を落し、落ちると同時にそれが翅の中へもぐり込んでしまうように造ったと云う倪雲林げいうんりんの厠なぞも、贅沢ぜいたくさに驚かされるけれども