“足迹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あしあと75.0%
そくせき25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
木戸を開けて表へ出ると、大きな馬の足迹あしあとの中に雨がいっぱいたまっていた。土を踏むと泥の音が蹠裏あしのうらへ飛びついて来る。かかとを上げるのが痛いくらいに思われた。
永日小品 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「木戸を開けて表へ出ると、大きな馬の足迹あしあとの中に雨が一杯たまつてゐた。」(「永日小品」の「蛇」)
文芸鑑賞講座 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
其以上それいじやうわたし詰問きつもんとほらぬ。とほらぬところくら不安ふあんかげたゞようてゐるのであるが、かげかげで、一わたし足迹そくせきるゝをゆるさぬのである。
背負揚 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)