“そくせき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
足跡65.2%
即席13.0%
足蹟13.0%
捉績4.3%
足迹4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かくて味方とも散々(ちりぢり)にわかれて後、義経の足跡(そくせき)は、四天王寺までは見た者もあるが、そこを立退(たちの)いた先は、まったく踪跡(そうせき)を晦(くら)ましてしまった。
日本名婦伝:静御前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
版にしてここに掲(かか)げて置くが、この即席(そくせき)のいたずら書きが、後に私にとって甚だ重要な役目をつとめてくれ様などとは、無論その時には想像もしていなかったのである。
孤島の鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
罪歴などとともに逮捕(たいほ)の官令が、諸道諸県へわたってひろく配布されたようではあるが、しかし犯人武松の足蹟(そくせき)には、かいもく何のつかむところもなく、ただ
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
雄鶏昼鳴いて村叟の眠を覚さず、野雀軒に戯れて児童の之を追ふものなし。前家に碓舂(たいしよう)の音を聴き、後屋に捉績(そくせき)の響を聞く。人朴にして笑語高く、食足りて歓楽多し。
客居偶録 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
其以上(それいじやう)、私(わたし)の詰問(きつもん)の矢(や)の根(ね)は通(とほ)らぬ。通(とほ)らぬ処(ところ)に暗(くら)い不安(ふあん)の影(かげ)が漂(たゞよ)うてゐるのであるが、影(かげ)は影(かげ)で、一歩(ぽ)も私(わたし)の足迹(そくせき)を容(い)るゝを許(ゆる)さぬのである。
背負揚 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)