“逮捕”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たいほ76.5%
しよっぴ5.9%
つかま5.9%
とら5.9%
やら5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お妙は、どう考えても、はなしともない喬之助であったが、愛すれば愛するだけに、逮捕たいほの危険にさらしておきたくないのである。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「ああ、いいとも。誰か殺した者があるとすりゃあ、こちとらあそいつを逮捕しよっぴけばいいんで、まあ万事内々に早いところやりましょう。」
釘抜藤吉捕物覚書:11 影人形 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「話には聞いておりますが、詳細事くわしいことは存じませんで。じゃあの賊は逮捕つかまりましてすか」
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
冬十月戊辰つちのえたつ己巳つちのとみ、皇子大津謀反むほん発覚あらはれぬ。皇子大津を逮捕とらふ。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
一時はどうなることかと思いましたわ。なにしろ、札付の幸田なんかとツルんでいるんですから、それといっしょくたに逮捕やらされたら、それこそアガキのつかないことになるから……
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)