“発覚”のいろいろな読み方と例文
旧字:發覺
読み方割合
ばれ42.9%
あら14.3%
あらわ14.3%
はっかく14.3%
はつかく14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あの饒舌しゃべると一切の事が発覚ばれっちまう。宜しい銀平にお任せなさい。のう、銀平や、お前はそういうことにはれているから、取急いで探しておあげ申しな。
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
冬十月戊辰つちのえたつ己巳つちのとみ、皇子大津謀反むほん発覚あらはれぬ。皇子大津を逮捕とらふ。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
かくて他われを欺きしも、もしこののち和殿に逢ふことあらば、事発覚あらわれんと思ひしより、再び今日も森に忍びて、和殿を射んとはしたりしならん。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
今度の事件に関連して、その不正が発覚はっかくするのを恐れて、佐藤は自滅したのではないかと察せられた。
半七捕物帳:69 白蝶怪 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
さては一大事、医師の診察によりて、分娩ぶんべんの事発覚はつかくせば、せふは兎も角、折角おこたりたる母上の病気の、又はそれが為めにつのり行きて、ゆとも及ばざる事ともならん。
母となる (新字旧仮名) / 福田英子(著)