“發覺”の読み方と例文
新字:発覚
読み方割合
はつかく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
勘次(かんじ)はそれを大事(だいじ)に懷(ふところ)へ入(い)れた。惡事(あくじ)の發覺(はつかく)でも恐(おそ)れるやうな容子(ようす)で彼(かれ)は周圍(あたり)を見廻(みまは)した。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
内儀(かみ)さんは僅(わづ)かなことだから棄(す)てゝ置(お)いて遣(や)れといつたが然(しか)し傭人(やとひにん)は一つには惡戯(いたづら)から米(こめ)を明(あ)けて其(そ)の代(かはり)に一杯(ぱい)に土(つち)を入(い)れて置(お)いた。勘次(かんじ)は發覺(はつかく)したことを怖(おそ)れ且(か)つ恥(は)ぢて次(つぎ)の日(ひ)には來(こ)なかつた。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
お品(しな)は有繋(さすが)に惜(を)しい果敢(はか)ない心持(こゝろもち)がした。第(だい)一に事(こと)の發覺(はつかく)を畏(おそ)れた。それで一旦(たん)は能(よ)く世間(せけん)の女(をんな)のするやうに床(ゆか)の下(した)に埋(うづ)めたのをお品(しな)は更(さら)に田(た)の端(はた)の牛胡頽子(うしぐみ)の側(そば)に襤褸(ぼろ)へくるんで埋(うづ)めたのである。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)