“發覺”の読み方と例文
新字:発覚
読み方割合
はつかく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
勘次かんじはそれを大事だいじふところれた。惡事あくじ發覺はつかくでもおそれるやうな容子ようすかれ周圍あたり見廻みまはした。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
内儀かみさんはわづかなことだからてゝいてれといつたがしか傭人やとひにんは一つには惡戯いたづらからこめけてかはりに一ぱいつちれていた。勘次かんじ發覺はつかくしたことをおそぢてつぎにはなかつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
しな有繋さすがしい果敢はかない心持こゝろもちがした。だい一にこと發覺はつかくおそれた。それで一たん世間せけんをんなのするやうにゆかしたうづめたのをおしなさらはた牛胡頽子うしぐみそば襤褸ぼろへくるんでうづめたのである。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)