“牛胡頽子”の読み方と例文
読み方割合
うしぐみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
勘次(かんじ)は其(その)朝(あさ)未明(みめい)にそつと家(いへ)の後(うしろ)の楢(なら)の木(き)の間(あひだ)を田(た)の端(はし)へおりて境木(さかひぎ)の牛胡頽子(うしぐみ)の傍(そば)を注意(ちうい)して見(み)た。唐鍬(たうぐは)か何(なに)かで動(うご)かした土(つち)の跡(あと)が目(め)に附(つ)いた。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「後(うしろ)の田(た)の畔(くろ)になあ、牛胡頽子(うしぐみ)のとこでなあ」お品(しな)は切(き)れ/″\にいつた。勘次(かんじ)は略(ほゞ)其(そ)の意(い)を了解(れうかい)した。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
お品(しな)は田圃(たんぼ)からあがる前(まへ)に天秤(てんびん)を卸(おろ)して左(ひだり)へ曲(まが)つた。自分(じぶん)の家(いへ)の林(はやし)と田(た)との間(あひだ)には人(ひと)の足趾(あしあと)だけの小徑(こみち)がつけてある。お品(しな)は其(その)小徑(こみち)と林(はやし)との境界(さかひ)を劃(しき)つて居(ゐ)る牛胡頽子(うしぐみ)の側(そば)に立(たつ)た。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)