“足趾”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あしゆび40.0%
あしあと20.0%
あし20.0%
そくし20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わが国万古不変の国体を一時に頭の頂上より足趾あしゆびさきまで感激して忘るる能わざらしめ、皇室より下凡民ぼんみんに至るまで
神社合祀に関する意見 (新字新仮名) / 南方熊楠(著)
勘次かんじふりかへつたときかれ打棄うつちやつたふねしづんだきりへだてられてえなかつた。かれ蜀黍もろこしからうて足趾あしあとしたがつてはるか土手どて往來わうらいた。きりが一ぺんれた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
そう言って、高い木沓きぐつを脱ぐと、なかから、それは異様なものが現われた。双方の足趾あしは、いずれも外側にかたよっていて、大きな拇趾おやゆびだけがさながら、大へらのように見えるのだった。
紅毛傾城 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
すなわち足趾そくしのつけ根の一番力の入る部分を、保護するだけをもって満足したのであった。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)