“逮捕状”の読み方と例文
読み方割合
たいほじょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ついに逮捕状たいほじょうを発せられ、危うくスイスのチューリッヒに身をのがれて、長い長いワグナーの放浪の生活が始まったのである。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
「ほほう、ずいぶん変わったやつだな。しかし首があろうがなかろうが、わしは逮捕状たいほじょうをもってきてるんだから、からだだけでもつかまえていくぞ」
「このほうは登州とうしゅう与力よりき裴鉄面はいてつめんだが、奉行の逮捕状たいほじょうを帯びてこれへ参った。当家のあるじ李応りおうを出せ。有無うむを申さば、官権をもって召捕るまでだが」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)