“李応”の読み方と例文
読み方割合
りおう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それがまた、若気わかげの兄弟たちを、逆にあおったものとみえ、二男の祝虎が、こんどは李応りおうの手紙を引き裂いて叩き返したものだという。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
他の一人は李応りおうという者で、ひどくねじけていていつも小さなことで武といい争っていたので、武はいつもそれを怒っていたが、その夜じっと考えてみると、きっとその悪人が李応のようであるから
田七郎 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
と、杜興は今——紫いろに地腫じばれした顔の火照ほてりを抱えながら、李応りおう楊雄ようゆう、石秀の前に、いて、そのくやしさを語るのだった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)