“つかま”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ツカマ
語句割合
捕33.9%
捉28.2%
掴26.4%
攫4.4%
仕4.4%
押0.4%
挿0.4%
捕縛0.4%
柄巻0.4%
筑摩0.4%
逮捕0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
男の人が、それを袂(たもと)へ入れろ入れろと言うじゃないかなし。私が入れた。そうすると、この袂を捕(つかま)えて、どうしても放さなかった……
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
側にいた人を押し退けて、安達君の腕を捉(つかま)えながら第一着に乗り込んだ。しかし朝の電車は混んでいる。坐る席は無論なかった。
求婚三銃士 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
彼女は男が、娘や私たちを認めて、歩を運び出した刹那(せつな)に、「あたし——」といって、かなりあらわに体を慄(ふる)わして、私の肩に掴(つかま)った。
河明り (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
突き当りの危く切り立った山の鼻の下で路が消えている、立て掛けた丸太を足懸りにして木の根に攫(つかま)りながら攀じ上ると、崖の上に出た。
黒部川奥の山旅 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
「お話はよくわかりましたが、拙者の方にも存じよりがござるので、数日の御猶予(ゆうよ)が願いたい、よく勘考のうえ追ってこちらから御返辞を仕(つかま)つる」
恋の伝七郎 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
調停は出来たような、出来ないような訳で、自己は依然として不安の状態にある。度胸を据えて、追っ懸けてくるものを取(と)っ押(つかま)える勇気は無論ない。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「でも、私が、お前が螢を挿(つかま)へるやうにお前を捕(つかま)へて了(しま)ツたら何(ど)うする。」
水郷 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
「今度(こんだ)こさあ、捕縛(つかま)つちや一杯(いつぺえ)に引(ひ)つ喰(く)らあんだんべ」畑同士(はたけどうし)は痛快(つうくわい)に感(かん)じつゝ口々(くち/″\)に恁(か)ういふことをいつた。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
外には鍛冶のふいごや鎚音(つちおと)もしていた。床場(ゆかば)の内では、弓の弦師(つるし)、具足の修理、くさずりの縫工(ほうこう)、研師(とぎし)、塗師(ぬし)、革裁(かわた)ち、柄巻(つかま)き、あらゆる部門の職人が見える。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
くる人多き筑摩(つかま)の湯
県歌 信濃の国 (新字新仮名) / 浅井洌(著)
「話には聞いておりますが、詳細事(くわしいこと)は存じませんで。じゃあの賊は逮捕(つかま)りましてすか」
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)