“塗師”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぬし70.0%
ぬりし25.0%
ぬしや5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「山上の仁王門にご修理がございますので、そこに泊りこみで働いている塗師ぬし瓦師かわらし仏師ぶっしなどの職人方へ売りにいきますんで」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
コウン、コウン、コン——青蓮院しょうれんいんの山門には、足場がかかっていた。夏の暴風あらしで破損した欄間彫らんまぼりへ二人の塗師ぬりしと三人の彫刻師ほりしとが来て、修繕していた。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それをすすめた人間は大和やまと塗師ぬしやをしている男でその縄をどうして手に入れたかという話を吉田にして聞かせた。
のんきな患者 (新字新仮名) / 梶井基次郎(著)