“瓦師”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かわらし75.0%
かはらし25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
実は、鳥越の屋敷の屋根が痛んだから瓦師かわらしを呼んだところが、総葺替そうふきかえにしなければならないと言うので、かなり手数がかかる。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「山上の仁王門にご修理がございますので、そこに泊りこみで働いている塗師ぬし瓦師かわらし仏師ぶっしなどの職人方へ売りにいきますんで」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かようなおほきいかはら屋根やねくにはおもすぎるので、のちにはかるかはらつくるようになつたことゝ、瓦師かはらしもなるだけやすいものをたくさんにつくらうとしたので
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
宗助そうすけわらした。かれ其位そのくらゐ吝嗇けち家主やぬしが、屋根やねるとへば、すぐ瓦師かはらしこしてれる、かきくさつたとうつたへればすぐ植木屋うゑきやれさしてれるのは矛盾むじゆんだとおもつたのである。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)