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瓦師
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かわらし
ふりがな文庫
“
瓦師
(
かわらし
)” の例文
実は、鳥越の屋敷の屋根が痛んだから
瓦師
(
かわらし
)
を呼んだところが、
総葺替
(
そうふきか
)
えにしなければならないと言うので、かなり手数がかかる。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
「山上の仁王門にご修理がございますので、そこに泊りこみで働いている
塗師
(
ぬし
)
、
瓦師
(
かわらし
)
、
仏師
(
ぶっし
)
などの職人方へ売りにいきますんで」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
彼はそのくらい
吝嗇
(
けち
)
な家主が、屋根が
漏
(
も
)
ると云えば、すぐ
瓦師
(
かわらし
)
を寄こしてくれる、垣が腐ったと訴えればすぐ植木屋に手を入れさしてくれるのは矛盾だと思ったのである。
門
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
わっしは元より
今戸
(
いまど
)
の
瓦師
(
かわらし
)
、とてもあいつに歯は立ちませんが、またお千絵様の境遇をよそに見てもいられねえ。
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
喜
(
き
)
いちゃんは、これがために
滅多
(
めった
)
に表へ出て遊んだ事がない。もっとも近所はあまり上等でない。前に
塩煎餅屋
(
しおせんべいや
)
がある。その隣に
瓦師
(
かわらし
)
がある。少し先へ行くと
下駄
(
げた
)
の歯入と、
鋳
(
い
)
かけ
錠前直
(
じょうまえなお
)
しがある。
永日小品
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
瓦師
(
かわらし
)
は、帰化人の
一観
(
いっかん
)
という唐人が担当していた。中国の焼法によるとかいう。その瓦焼の
窯場
(
かまば
)
は湖畔にあって、夜も昼も、
松薪
(
まつまき
)
のけむりを揚げていた。
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
幾軒かの
掘立小屋
(
ほったてごや
)
が、その辺に散在していた。
打出瓦
(
うちでがわら
)
を焼く
瓦師
(
かわらし
)
の小屋である。
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“瓦師”の意味
《名詞》
瓦師 (かわらし)
瓦を作る職人。
瓦を葺く職人。
(出典:Wiktionary)
瓦
常用漢字
中学
部首:⽡
5画
師
常用漢字
小5
部首:⼱
10画
“瓦”で始まる語句
瓦斯
瓦
瓦解
瓦礫
瓦斯燈
瓦葺
瓦屋根
瓦版
瓦町
瓦斯煖炉