“松薪”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まつまき93.3%
たきぎ6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふと、そのうちに人々は、彼女のべている細い枯木が、ただの松薪まつまきや雑木のようでなく、まことによく燃える木であることに気づいた。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
なぜ松薪まつまきが山のようで、石炭が岡のようかと聞く人があるかも知れないが、別に意味も何もない、ただちょっと山と岡を使い分けただけである。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
焔をゆたぶられた松薪たきぎの火、パチパチパチパチ火のを降らせた。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)