“筑摩”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちくま60.0%
つくま20.0%
つかま10.0%
ツカマノ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その辺は仮の戸長役場にも近く、筑摩ちくま県と長野県とに分かれた信濃の国の管轄区域を合併して郡県の名までが彼の留守中に改まった。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
例へば筑摩つくま鍋祭なべまつりの如き、夏季に属すといへどもこれを詠ずる人、またその句を読む人多くは夏の感を有せず。
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
又信州に千曲川といふ大河があつて、今「チクマ」川と呼ぶが、古へはかの地の郡名を筑摩ツカマノ郡といふから、チの音でなくツの音である、筑紫をツクシと讀むなども思ひ合はすべきである。
平安朝時代の漢文学 (旧字旧仮名) / 内藤湖南(著)