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托
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あず
ふりがな文庫
“
托
(
あず
)” の例文
晩方少し
手隙
(
てすき
)
になってから、新吉は
質素
(
じみ
)
な晴れ着を着て、古い鳥打帽を被り、店をお作と小僧とに
托
(
あず
)
けて、和泉屋へ行くと言って
宅
(
うち
)
を出た。
新世帯
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
業
(
ごう
)
が煮えて
堪
(
たま
)
らんから乃公は直ぐ
帰国
(
かえ
)
ろうと
支度
(
したく
)
を為ているとちょうど高山がやって来て驚いた顔をしてこう言うのだ、折角連れて来たのだから娘だけは井下伯にでも
托
(
あず
)
けたらどうだろう
富岡先生
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
二階に寝ていた叔父が起きて来てから、芳村は
昨夜
(
ゆうべ
)
托
(
あず
)
けておいた鞄を提げ出して、やがて友達と一緒に帰って行った。
足迹
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
浅井の家では、若い女中が一人殖えたり、田舎から
托
(
あず
)
けられた、浅井の姉の子だという少年が来ていたりして、たまに
傍
(
はた
)
から来ているお今が、軽い反感を覚えるほど賑やかであった。
爛
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
母親が
托
(
あず
)
けてよこした着物や、
麦粉菓子
(
むぎこがし
)
のようなものが届いて、着物のなかから可愛い末の子に心づけてくれた小遣い銭などが出て来たが、家をやっている兄の方にはあまり信用がなかった。
足迹
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
“托”の意味
《名詞》
物を載せておく台や受け皿。
(出典:Wiktionary)
托
漢検準1級
部首:⼿
6画
“托”を含む語句
仮托
托言
屈托
茶托
一蓮托生
結托
托児所
托胎
托鉢
托鉢僧
依托
屈托気
嘱托
委托
蓮托生
托塔
花托
言托
托送
請托
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