“托言”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かこつ33.3%
ことづけ33.3%
ことよ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それがある事情じじやうめに明言めいげんすること出來できず、さりとて主家しゆか大難だいなんらぬかほ打※うちすぎるにもしのびで、かくは縁起話えんぎばなし托言かこつけて、その出發しゆつぱつとゞめたのかもれぬ。とかたつた。
て、て、死骸しがいたではい。ぢやが、しやうのものでもなかつた……はゞかげぢやな。こゑいろ影法師かげぼふしぢや……のものから、御身おみふてはなしてくれい、とわし托言ことづけをされたよ。……
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
もとより承諾を得たりとは、その場合われと心をあざむける答えなりしが、果ては質問のの堪えがたなく、とど苦しき胸を押さえひたいさすりて、眩暈めまい托言ことよせ、くわしくはいずれ上陸のうえと
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)