“かこつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:カコツ
語句割合
37.5%
37.5%
仮托6.3%
假託6.3%
托言6.3%
托辞6.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もし小僧が吩付いいつけられた時分にいやがってやらないと、何かにかこつけて太い棒でぶんぐられる。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
わたくしはかような訳の判らぬアンニュイな気持を捨鉢すてばちに朝飯の膳へかこつけまして、
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
「何だネおちかさん、源三さんにかこつけて遊んでサ。わたしやお前はお浪さんの世話を焼かずと用さえすればいいのだあネ。サアこっちへ来てもっとおりよ。」
雁坂越 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
何も、雀にかこつけて身代しんしょうの伸びない愚痴ぐちを言うのではない。
二、三羽――十二、三羽 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
小言一つ言わなかった……唯、彼女を避けようとした……そして自分は会社のことにばかり出歩いた……さもなければ、会社の用事に仮托かこつけて、旅にばかり出掛けた……そんなことをして、名のつけようの無い悲哀かなしみを忘れようとした……
刺繍 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
さうした場合、圭一郎は反撥的にわつと聲をあげたり、千登世をゆすぶり覺まして何かの話に假託かこつけて苦しみを蹶散けちらさうとするやうな卑怯な眞似をした。
崖の下 (旧字旧仮名) / 嘉村礒多(著)
それがある事情じじやうめに明言めいげんすること出來できず、さりとて主家しゆか大難だいなんらぬかほ打※うちすぎるにもしのびで、かくは縁起話えんぎばなし托言かこつけて、その出發しゆつぱつとゞめたのかもれぬ。
若し相愛あいあいしていなければ、婚姻こんいんの相談が有った時、お勢が戯談じょうだん托辞かこつけてそれとなく文三のはらを探る筈もなし、また叔母と悶着もんちゃくをした時、他人同前どうぜんの文三を庇護かばって真実の母親と抗論する理由いわれもない。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)