仮托かこつ)” の例文
会社の用事に仮托かこつけて、旅にばかり出掛けた……そんなことをして、名のつけようの無い悲哀かなしみを忘れようとした……
刺繍 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
用事に仮托かこつけて、夫人は蔦屋の方へ引返して了つた。
灯火 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)