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托
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かこつ
ふりがな文庫
“
托
(
かこつ
)” の例文
人は自分の情操を書き送るのに、
強
(
あな
)
がちインキで指を汚すばかりじゃない。それを花に
托
(
かこつ
)
けて、送る事も出来るだろうと思うのだよ
オフェリヤ殺し
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
もし小僧が
吩付
(
いいつ
)
けられた時分に
嫌
(
いや
)
がってやらないと、何かに
托
(
かこつ
)
けて太い棒でぶん
擲
(
な
)
ぐられる。小僧は擲ぐられるより
盗
(
ぬすと
)
をする方が楽ですからその命に従って盗をやる。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
わたくしはかような訳の判らぬアンニュイな気持を
捨鉢
(
すてばち
)
に朝飯の膳へ
托
(
かこつ
)
けまして
生々流転
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
傳「それは伯父さんに聞いたよ、
遁辞
(
いいぬけ
)
で伯父さんに
托
(
かこつ
)
けると云う事は知ってる」
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
今世に伝われる『イソップ物語』は決してそんな古いものでなくずっと後の人がイソップに
托
(
かこつ
)
けて書き集めたものという、しかし何に致せ西洋話本の親方としてその名声を争うものはない
十二支考:02 兎に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
▼ もっと見る
さて橋本幸三郎は霊岸島から橋場へ通いますには何か
托
(
かこつ
)
けなければなりません。
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“托”の意味
《名詞》
物を載せておく台や受け皿。
(出典:Wiktionary)
托
漢検準1級
部首:⼿
6画
“托”を含む語句
仮托
托言
屈托
茶托
一蓮托生
結托
托児所
托胎
托鉢
托鉢僧
依托
屈托気
嘱托
委托
蓮托生
托塔
花托
言托
托送
請托
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