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咸
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ことごと
ふりがな文庫
“
咸
(
ことごと
)” の例文
天皇
憐愍
(
れんみん
)
して使を遣して犯状の軽重を
覆審
(
ふくしん
)
せしむ。是に於きて、恩を
降
(
くだ
)
して
咸
(
ことごと
)
くに死罪
已下
(
いげ
)
を
免
(
ゆる
)
し、並に衣服を賜ひ、其れを自ら新にせ令む。
大和古寺風物誌
(新字新仮名)
/
亀井勝一郎
(著)
是に於て名山大沢
咸
(
ことごと
)
く霊あり。古廟叢祠
亦
(
また
)
主者多し。
蓋
(
けだ
)
し
以
(
おも
)
ふに、
群生昏墊
(
ぐんせいこんてん
)
、
衆類冥頑
(
しゅうるいめいがん
)
、或は悪を長じて以て
悛
(
あらた
)
めず、或は凶を行うて自ら
恣
(
ほしいまま
)
にす。
令狐生冥夢録
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
今
(
い
)
ま党員たるの位地よりしてこれを言えば、本校の学生諸君をして
咸
(
ことごと
)
く改進の主義に
遵
(
したが
)
わしめ、
皆
(
み
)
なその旗下に属せしめんと欲するは、
固
(
もと
)
よりその所なり(大喝采)。
祝東京専門学校之開校
(新字新仮名)
/
小野梓
(著)
心理の上から
観
(
み
)
れば、智愚の別なく人
咸
(
ことごと
)
く面白味は有る。内海文三の心状を観れば、それは解ろう。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
誠に三宝の威霊に
頼
(
よ
)
りて、
乾坤
(
あめつち
)
は
相泰
(
あひゆたか
)
に、万代の
福業
(
さきはひ
)
を修めて動植は
咸
(
ことごと
)
く栄えしめむと欲す。
君臣相念
(新字旧仮名)
/
亀井勝一郎
(著)
“咸”の解説
咸(かん)は、漢姓の一つ。
(出典:Wikipedia)
咸
漢検1級
部首:⼝
9画
“咸”を含む語句
咸臨丸
咸陽宮
咸陽
咸寧
阮咸
丁咸
沢山咸
文咸
左咸
夏日咸陽
咸雍
咸陽橋
咸陽一炬
咸鏡道
咸鏡北道
咸鏡
咸通
咸聞
咸竟
咸皆懐恋慕
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