“壽”のいろいろな読み方と例文
新字:寿
読み方割合
じゆ28.6%
いのち14.3%
ことぶ14.3%
ことほぎ7.1%
ことぶき7.1%
じゅ7.1%
7.1%
7.1%
7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
美術品の数多い中に、日本の古い金蒔絵の雛道具や、歌がるたの昔の箱入はこいりや、じゆの字を中に書いた堆朱つゐしゆさかづきなどがあつた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
一三五 牧人が杖にて牛を牧場に逐ふが如く、是の如く老と死とは生物のいのちを逐ふ。
法句経 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
古老こらうまゆひそめ、壯者さうしやうでやくし、嗚呼あゝ兒等こら不祥ふしやうなり。めよ、めよ、なんきみ細石さゞれいしことぶかざる!
蛇くひ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
我友はこれより我にさきの詩をせしめて聞き、頗妙なり、羅馬日記ヂアリオ、ロオマに刻するに足ると稱へき。我等二人は杯を擧げてアヌンチヤタがことほぎをなしたり。
それいたちみちときしてすゝめばわざはひあり、やまくしちたるときこれけざればそこなふ。兩頭りやうとうへびたるものはし、みち小兒こどもいた亭主ていしゆれば、ことぶきながからずとしてあるなり
弥次行 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
こんしてじゅなるはかならずしも良縁りゃうゑんならず、こんして夭折えうせつす、かへって良縁りゃうえん。さ、なみだかわかして、迷迭香まんねんくわう死骸なきがらはさましゃれ。そして習慣通ならはしどほり、いっ晴衣はれぎせて、教會けうくわいおくらっしゃれ。
「へエ、竹の皮包にして、おもじか何か持つて來た樣子です。お晝少し前でしたよ」
このみは、わがみならず。クシの神、常世にいます、イハ立たす少名御神の、神壽カムホぎ狂ほし、豐壽トヨホぎ壽ぎ𢌞モトホし、マツり來しみぞ。アサせ。ささ(仲哀記)