“ことぶき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
寿72.2%
婚儀5.6%
5.6%
寿命5.6%
琴吹5.6%
5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私の記憶は私の四歳頃のことまでさかのぼることができる。その頃私は、私の生みの親たちと一緒に横浜の寿ことぶき町に住んでいた。
香央も従来もとよりねがふちなみなれば深く疑はず、妻のことばにきて、婚儀ことぶきととのひ、両家の親族氏族うからやから四九鶴の千とせ、亀の万代よろづよをうたひことぶきけり。
ここに一日二日を過すままに、金忠夫婦が二四四心をとりて、ひたすら嘆きたのみける。其の志のあつきにでて、豊雄をすすめてつひに婚儀ことぶきをとりむすぶ。
それいたちみちときしてすゝめばわざはひあり、やまくしちたるときこれけざればそこなふ。兩頭りやうとうへびたるものはし、みち小兒こどもいた亭主ていしゆれば、ことぶきながからずとしてあるなり
弥次行 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
其のほどを過ぎぬれば寿命ことぶきをあやまたず。
まあ、宜いが、実は、何じや、あの旭座あさひざの株式一件な、あれがついまとまりさうぢやで、この際お打合うちあはせをして置かんと、『琴吹ことぶき』の収債とりたてが面白うない。お目に掛つたのがさいはひぢやから、ちよつとそのお話を
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
興義枕をあげて、二九路次ろじわづらひをかたじけなうすれば、助も蘇生よみがへりことぶきを述ぶ。興義先づ問ひていふ。君こころみに我がいふ事を聞かせ給へ。かの漁父ぎよふ文四に魚をあつらへ給ふ事ありや。