“ことほぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:コトホギ
語句割合
25.0%
寿25.0%
祝詞25.0%
言祝25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
我友はこれより我にさきの詩をせしめて聞き、頗妙なり、羅馬日記ヂアリオ、ロオマに刻するに足ると稱へき。我等二人は杯を擧げてアヌンチヤタがことほぎをなしたり。
こは彼翁の娘なりき。少女はチプリイの酒を汲みて我に與へぬ。我がこれを飮みて、少女がことほぎをなしゝとき、その頬にはサロモ王の餘波なごりの血こそ上りたれ。
この人に寿ことほぎあって、今すこし生きぬいたらば、自分から脱皮し、因襲をかなぐりすてて、大きな体得を、苦悩の解脱げだつを、あきらかに語ったかもしれないだろうに——
九条武子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
古い文化の淵源である京都には明治初年まで樣々な浮浪人が新年の祝詞ことほぎに出て來たものである。
これは「ことほぎ」(言祝ことほぎ)で、言葉で以てぐの意であります。そこで祝言ほぎごとのことをば「寿詞じゅし」とも書いてあります。その言祝ことほぎをなす人を「ほかいびと」と云います。