“じゆ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ジユ
語句割合
26.7%
16.7%
10.0%
6.7%
寿6.7%
6.7%
6.7%
3.3%
3.3%
地涌3.3%
(他:3)9.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「イエス・クリストよ。神の子よ。我等に御恵みめぐみを垂れ給へ。」先づかう唱へて、それからじゆを一つじゆした。
僧どもは皆經をじゆするに、我は火伴なかまの童二人と共に、髑髏の贄卓にへづくゑの前に立ちて、提香爐ひさげかうろを振り動したり。
紅蜀葵こうしよくきの様な花を榎の様な大木に一ぱい附けて、芝生の上へ円形にその花を落すサンバじゆなどの蔭を踏むと
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
月は一庭のじゆらし、樹は一庭の影を落し、影と光と黒白こくびやく斑々はん/\としてにはつ。
良夜 (新字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
じゆなく、てがたなきに、この秘閣ひかく廊下らうかところとびらおのづからひらけ、はしらきたむかふるかんがある。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
さるにや気も心もよわよわとなりもてゆく、ものを見るあきらかに、耳の鳴るがやみて、恐しき吹降ふきぶりのなかに陀羅尼だらにじゆするひじり声々こえごえさわやかに聞きとられつ。
竜潭譚 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
美術品の数多い中に、日本の古い金蒔絵の雛道具や、歌がるたの昔の箱入はこいりや、じゆの字を中に書いた堆朱つゐしゆさかづきなどがあつた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
番頭の金三郎の驚くのを、眼でしかつて、奧の方をぢつと見て居ると、六疊の床に掛けた、じゆ老人を畫いた安物の大幅が動いて、その後ろから、匕首あひくちを持つた、巾着切の辰三が、ヌツと顏を出したではありませんか。
冢不騫ちようふけん、名は寿じゆ、大塚氏、不騫は其あざな、信濃国奈賀郡なかごほり駒場駅こまばえきの人である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
冢はさきに霞亭がために梅を書幌しよくわうに画いた大塚寿じゆである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
ふくろふの大将はへんな顔をしてしまひました。すると赤と白のじゆをかけたふくろふの副官が笑つて云ひました。
かしはばやしの夜 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
主人は食堂へ出て来た。燕尾服に白襟を附けて、じゆびてゐる。
薔薇 (新字旧仮名) / グスターフ・ウィード(著)
「イエス・クリストよ。神の子よ。我等に御恵みめぐみを垂れ給へ。」先づかう唱へて、それからじゆを一つじゆした。
そして同宿であつた老僧ビイメンの教へてくれた、悪魔除のじゆを読み始めた。
疝気せんき小柄こづかぱら(千じゆ小塚原こづかつぱら)とつたらおこりやアがつた、あとから芳蔵よしざうむすめ労症らうしやうだてえから、南瓜たうなす胡麻汁ごまじるへつてえました。
にゆう (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
わし陀羅尼だらにじゆした。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
姫のおもかげびとに貸すための衣に描いた絵様えようは、そのまま曼陀羅のすがたを具えていたにしても、姫はその中に、唯一人の色身しきしんの幻を描いたに過ぎなかった。しかし残された刀自とじ、若人たちのうちまもる画面には、見る見る数千の地涌じゆの菩薩の姿が、浮き出てきた。
それはほかでもない、小泉氏にじゆを贈るといふ事だ。
やまのみづに浮岩あくがるヽこひもありけり、花櫻はなざくら香山家かやまけときこえしは門表もんへうじゆよむまでもなく
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
そして今別れた愛想あいそうのよい山下先生が、金太郎の入學をよろこんでくれた時、この町で一番えらくなつてゐるのは××大學の教じゆをしてゐられる林信助さん、その次にえらくなるのは君だとみんなが云つているから、しつかりべん強したまへ、と言つた言葉を憶ひ出し、わるい氣持はしなかつたのである。
坂道 (旧字旧仮名) / 新美南吉(著)