“驚殺”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おど50.0%
きょうさつ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
四八じゆこそ鬼になり給ひつれと、連忙あわただしく逃げさりぬるのちは、よな々里に下りて人を四九驚殺おどし、或は墓をあばきてなま々しきかばねくらふありさま、まことに鬼といふものは昔物がたりには聞きもしつれど
脚に車を穿き、口から火煙を噴き、異様な咆哮すら発して、前へ進み、横へまわり、縦横無碍むげに馳け廻って、生ける虎、豹、狼などをも、その魁偉かいいな姿に驚殺きょうさつを喫せしめたのであった。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)