“驚異”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きょうい66.7%
おどろき16.7%
あやしみ5.6%
きやうい5.6%
ワンダア5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
君は何も知らないが、君の実在する世の中からその後二十年経つ間に、文明はあらゆる方面において驚異きょうい的な発展進歩をとげた。
海底都市 (新字新仮名) / 海野十三(著)
新らしい悲哀かなしみ驚異おどろき、まだ固い真青な柿の実はキラキラと厚い葉の簇から銀と緑を射返し、あの華奢な白猫のゐたあたりには
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
かくてかのたふと徴號しるし、いよ/\つよく目を燃やしつゝ、我をながく驚異あやしみのうちにとめおかじとて、答ふらく 八五—八七
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
本當ほんたうによ、まるつきり狂氣きちげえのやうだものなあ」といふ驚異きやういこゑいたところ反覆はんぷくされた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「所謂新しい芝居が西洋の翻訳劇をやることであるとすれば、大正二年の後半期は後世の驚異ワンダアでなければならない。」
井上正夫におくる手紙 (新字旧仮名) / 久保田万太郎(著)