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驚異
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きょうい
ふりがな文庫
“
驚異
(
きょうい
)” の例文
君は何も知らないが、君の実在する世の中からその後二十年経つ間に、文明はあらゆる方面において
驚異
(
きょうい
)
的な発展進歩をとげた。
海底都市
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
けれどもそれは
全
(
まった
)
く、作者に
未知
(
みち
)
な
絶
(
た
)
えざる
驚異
(
きょうい
)
に
値
(
あたい
)
する世界
自身
(
じしん
)
の
発展
(
はってん
)
であって、けっして
畸形
(
きけい
)
に
捏
(
こ
)
ねあげられた
煤色
(
すすいろ
)
のユートピアではない。
『注文の多い料理店』新刊案内
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
しかし、ぼくは
漸
(
ようや
)
く、
雲影
(
うんえい
)
模糊
(
もこ
)
とみえそめた島々の
蒼
(
あお
)
さを
驚異
(
きょうい
)
と
憧憬
(
どうけい
)
の眼でみつめたまま、動く気もしなかったのです。
オリンポスの果実
(新字新仮名)
/
田中英光
(著)
彼のこのにわか物識りは、養父たる大旦那を始め、店の者一統から町内の人たちにまで等しく
驚異
(
きょうい
)
の種であった。
釘抜藤吉捕物覚書:07 怪談抜地獄
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
老僧の落ちくぼんでいる眼は大きく
驚異
(
きょうい
)
にみはったまま
劉備
(
りゅうび
)
の
面
(
おもて
)
をじいと見すえたきり、
眼
(
ま
)
ばたきもしなかった。
三国志:02 桃園の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
まさに一つの
驚異
(
きょうい
)
であった。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
そこに実に大きい疑問と
驚異
(
きょうい
)
とがあるわけであったが、敬二には何にも分っていない。いや敬二ばかりが分らないのではない。
○○獣
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
おびえきっている梅雪の心は、ふたたびギョッとして立ちすくんだけれど、ふと
驚異
(
きょうい
)
のものを見なおすとともに、これこそ
天来
(
てんらい
)
のすくいか、
地獄
(
じごく
)
に
仏
(
ほとけ
)
かとこおどりした。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「うむ、それはその何だ、むにゃむにゃ。あああれか。あれが博士の
率
(
ひき
)
いてきた
驚異
(
きょうい
)
軍艦ホノルル号か。うむ、すばらしい。全く浮かべるくろがねの
城塞
(
じょうさい
)
じゃ」
不沈軍艦の見本:――金博士シリーズ・10――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
とにかくわれわれは、頭のなかを一度きれいに掃除しておいて、そのきれいな頭でもって、われわれの目のまえに次々にあらわれる大宇宙の
驚異
(
きょうい
)
をながめる必要がある。
怪星ガン
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「ああ、金博士は、
驚異
(
きょうい
)
に
値
(
あたい
)
する人物だ。一体あの人は、中国人かね、それとも日本人かね」
のろのろ砲弾の驚異:――金博士シリーズ・1――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
あの
未曾有
(
みぞう
)
の
超々大戦果
(
ちょうちょうだいせんか
)
こそ、金博士が日本軍に対し、博士の発明になる
驚異
(
きょうい
)
兵器を
融通
(
ゆうずう
)
されたる結果であろうという
巷間
(
こうかん
)
の評判ですが、どうですそれに違いないと一言いってください
不沈軍艦の見本:――金博士シリーズ・10――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「ほうほう」「
驚異
(
きょうい
)
だ」「テイクロトロンを早く見たいものだ」などの声あり。
諜報中継局
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“驚異”の意味
《名詞》
驚 異(きょうい)
驚くべきすばらしいこと。
(出典:Wiktionary)
驚
常用漢字
中学
部首:⾺
22画
異
常用漢字
小6
部首:⽥
11画
“驚異”で始まる語句
驚異的