“畸形”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きけい90.0%
かたわ6.7%
かたは3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天才は、一種の畸形きけいであるというが、半兵衛重治も病弱だった。——青年の頃になると、その病骨は、なお、はっきり現われて来た。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
二人とも少し畸形かたわなので、無遠慮な人が見たら吹出してしまいそうなかっこうなのだからではないかしらんと私思ったものですから。
不健全、不健全——今日の新しい出版物は皆な青年の身をあやまる原因もとなんです。その為に畸形かたはの人間が出来て見たり、狂見きちがひみたやうな男が飛出したりする。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)