“城塞”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じょうさい91.7%
じやうさい8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
葫芦谷ころこくの西方十里ばかりの地点にいて、目下、谷の城塞じょうさいの内へ数年間を支えるに足る大量な食糧を運び込ませているわけであるという。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そこで私は、彼のうしろについて、そこに見える城塞じょうさい小門こもんをくぐった。白木は、私の方をふりむいた。そしてステッキを叩いていうには
暗号音盤事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
黄玉色トパアズいろ薔薇ばらの花、忘れられてゆく傳説の姫君、黄玉色トパアズいろ薔薇ばらの花、おまへの城塞じやうさいは旅館となり、おまへの本丸ほんまるは滅んでゆく、おまへの白い手は曖昧な手振をする、僞善ぎぜんの花よ、無言むごんの花よ。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)