“あやしみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
怪異33.3%
怪訝22.2%
22.2%
驚異11.1%
11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ある者の説に曰く、昔からの伝説いいつたえに、池袋村(北豊島郡)の女を下女に雇うと、不思議にもその家に種々の怪異あやしみがある。
池袋の怪 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
その待人の如何いかなる者なるかを見て、疑は決すべしと為せし貫一も、かの伴ひ還りし女を見るにおよびて、その疑はいよいよ錯雑して、しかも新なる怪訝あやしみの添はるのみなり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
照らし浄むるは、いかなる火のあやしみぞ。8475
かくてかのたふと徴號しるし、いよ/\つよく目を燃やしつゝ、我をながく驚異あやしみのうちにとめおかじとて、答ふらく 八五—八七
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
我即ちふ。かの大いなる驚異あやしみにつきてはわが心既に足りて安んず、されどいかにしてわれ此等の輕き物體をえてのぼるや、今これをあやしとす 九七—九九
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
頭に物を載せてあゆみ自らこれを知らざる人、ほかの人々の素振そぶりをみてはじめてあやしみの心をおこせば 一二七—一二九
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)