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怪異
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あやしみ
ふりがな文庫
“
怪異
(
あやしみ
)” の例文
先ず
可
(
よ
)
しと
何
(
いず
)
れも安心したが、何ぞ測らん右の蛙がそもそも不思議の発端で、それからこの邸内に種々の
怪異
(
あやしみ
)
を見る事となった。
池袋の怪
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
ある者の説に曰く、昔からの
伝説
(
いいつたえ
)
に、池袋村(北豊島郡)の女を下女に雇うと、不思議にもその家に種々の
怪異
(
あやしみ
)
がある。
池袋の怪
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
其
(
そ
)
の以来
曾
(
かつ
)
て
斯
(
かか
)
る
怪異
(
あやしみ
)
を見た者もなく、現に十五六年来も
其
(
そ
)
の別荘に住む番人夫婦すらも、
曾
(
かつ
)
て見もせず聞きもせぬ幽霊の姿を、無関係の私が
何
(
どう
)
して偶然に見たのであろう
画工と幽霊
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
藤次郎兄弟の伝説があるだけに、土地の者は何かの
怪異
(
あやしみ
)
をひそかに予期していたが、そんな噂は一向にきこえないで、朽ちかかっていた百畳敷も、幾日かの後にまったく取りくずされてしまった。
小坂部姫
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
斯
(
かか
)
る
怪異
(
あやしみ
)
を見て
唯
(
ただ
)
怖い怖いと
顫
(
ふる
)
えているばかりが能でもあるまい、
其
(
そ
)
の怪しい形の
有
(
あり
)
のままを筆に
上
(
のぼ
)
せて、いかに
其
(
そ
)
れが恐しくあったかと云う事を
他人
(
ひと
)
にも示し、また自分の
紀念
(
きねん
)
にも存して置こうと
画工と幽霊
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
▼ もっと見る
しかもその後には何の
怪異
(
あやしみ
)
もなかったことはいよいよ不思議。
池袋の怪
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
“怪異”の意味
《名詞》
怪異(かいい)
化け物。
怪しいこと。
不思議なこと。
《形容動詞》
怪 異(かいい)
怪しいさま。
不思議なさま。
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(出典:Wiktionary)
怪
常用漢字
中学
部首:⼼
8画
異
常用漢字
小6
部首:⽥
11画
“怪異”で始まる語句
怪異譚
怪異妖聞
怪異絢爛