“頌”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たた27.0%
しょう27.0%
16.2%
じゅ8.1%
じゆ5.4%
うた2.7%
しよう2.7%
たたえ2.7%
たゝ2.7%
2.7%
ヒムン2.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天文学者はこの機を利用して観測に耽り、詩人宗教家はこの間に星月夜の美観を唱い造化の偉大をたたえる事が出来る。
宇宙の二大星流 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
「音楽が正しくなり、しょうもそれぞれその所を得て誤用されないようになったのは、私が衛から魯に帰って来たあとのことだ。」
現代訳論語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
そこには哲学協会の記録があり「えらい人々」の公けのめたたえがある! それは善人アダムが自らの善に見入っている図である。
また「じゅにつくらずとも心に思はんことを書き出し、文筆ととのはずとも法門を書くべき」ことを説いて、「理だにも聞えたらば、道のためには大切なり」
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
そして同宿であつた老僧ビイメンの教へてくれた、悪魔除のじゆを読み始めた。それから筋張つた脛で、痩て軽くなつた体を支へて起き上つて、跡を読み続けようとした。
新帝後醍醐の徳を、彼は、うたい上げるように、ここで称える。
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しようして、四十七士といはれてゐるが、決して四十七人だけの業ではない。その家庭にあつて、よく義士たちをしてそれを成さしめた裏に、幾多の女性の力がある。
折々の記 (旧字旧仮名) / 吉川英治(著)
美辞麗句のたたえを贈るのが世間の慣いではあるにしても、尊氏が、後醍醐の霊へむかって、こうまでいってしまうのは、敵の徳を賞揚するのあまり
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
夫人の美しさをたゝへると同時に、夫人の態度を非難する嵐のやうな世評の中に在つて、夫人の本当の心、その本当の姿を知つてゐるものは、美奈子と直也の外にはなかつた。
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
勘六が賞めて、餅と蜜柑をみなの手にけた。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ビッデンハムでは九月二十二日ごとに白兎を緋の紐で飾り運んでアガサ尊者のヒムンを歌い村民行列す。未婚の女これに遇わば皆左手の拇指おやゆびと食指を伸して兎に向い処女よ処女よかれをここに葬れと唱う。