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頌
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たた
ふりがな文庫
“
頌
(
たた
)” の例文
天文学者はこの機を利用して観測に耽り、詩人宗教家はこの間に星月夜の美観を唱い造化の偉大を
頌
(
たた
)
える事が出来る。
宇宙の二大星流
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
祭りといえば、どこの地方より、賑うし、酔って、土民が唄うのを聞けば、唄にまで、将門の徳を、
頌
(
たた
)
えている。
平の将門
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
酒に光栄あれ! バッカスよわれ今汝を
頌
(
たた
)
えん! ごめん、婦人諸君、これはスペイン式だ。ところで、その証拠はここにある、曰く、この人民にしてこの
樽
(
たる
)
あり。
レ・ミゼラブル:04 第一部 ファンテーヌ
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
夫人の美しさを
頌
(
たた
)
えると同時に、夫人の態度を非難する
嵐
(
あらし
)
のような世評の中に在って、夫人の本当の心、その本当の姿を知っているものは、美奈子と直也の外にはなかった。
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
星はキラキラと、輝やきはじめ、月は、善男善女が楽しく
★
讚仰歌
(
カリャードカ
)
を流しまはつて基督を
頌
(
たた
)
へることの出来るやうに、あまねく下界を照らすため、勿体らしく中空へと昇つた。
ディカーニカ近郷夜話 後篇:02 降誕祭の前夜
(新字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
▼ もっと見る
税
(
と
)
キテ今
自
(
よ
)
リ庶政ヲ
親
(
と
)
ル/小儒
私
(
ひそ
)
カニ擬ス昇平ヲ
頌
(
たた
)
ヘント〕
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
何ものをも
頌
(
たた
)
うるを欲せざりき。
カラマゾフの兄弟:01 上
(新字新仮名)
/
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
(著)
大宮の春を
頌
(
たた
)
へき。
春鳥集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
「この地は、かつて関将軍が治め給うた領地でした。将軍の生けるうちすら、わたくしどもはご恩徳を
頌
(
たた
)
えて、家ごとに
朝夕
(
ちょうせき
)
拝
(
はい
)
しておりました。いわんや今、神明と帰し給うをや」
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ジャン・ヴァルジャン! 汝の周囲には多くの声あって、大なる響きを立て、大声に語り、汝を
頌
(
たた
)
えるであろう。それからまただれにも聞こえぬ一つの声あって、暗黒のうちに汝をのろうであろう。
レ・ミゼラブル:04 第一部 ファンテーヌ
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
爺は、わがおあるじを
頌
(
たた
)
えることに得々となって、そう、しゃべりつづけていた。
私本太平記:11 筑紫帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
邪吏
(
じゃり
)
を
懲
(
こ
)
らし、年税の過少を
糺
(
ただ
)
すなど、あらゆる政治にも心をそそいだので、都市地方を問わず、今やこの国こそ、楽土安民の相を、地上に
顕観
(
けんかん
)
したものと、上下徳を
頌
(
たた
)
えない者はなかった。
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
頌
漢検1級
部首:⾴
13画
“頌”を含む語句
頌歌
讃頌
頌徳
頌徳表
頌辞
頌讃
頌徳寿像
魯頌
頌讃歌
頌文
頌揚
頌徳碑
頌徳文
倶舎頌疏麟記
雅頌
評頌
蘇頌
蒙頌
祝頌
歌唄讃頌
...