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『宇宙の二大星流』
ふりがな文庫
『
宇宙の二大星流
(
うちゅうのにだいせいりゅう
)
』
我邦のような湿気の多い土地では、空が本当によく晴れ切って天の河原の砂も拾えそうな夜は年中でわずかしかない。先ず十二月から正月へかけて二ヶ月くらいなものであろう。天文学者はこの機を利用して観測に耽り、詩人宗教家はこの間に星月夜の美観を唱い造化 …
著者
寺田寅彦
初出
「東京朝日新聞」1907(明治40)年12月14日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約5分(500文字/分)
朗読目安時間
約8分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
出
(
いず
)
挿
(
さしはさ
)
天
(
あま
)
浬
(
かいり
)
和蘭
(
オランダ
)
我邦
(
わがくに
)
河原
(
かわら
)
独楽
(
こま
)
痛痒
(
つうよう
)
頌
(
たた
)
馳
(
は
)