“從(じゆ)” の例文
新字:従
下野國(しもつけのくに)日光山(につくわうざん)に鎭座(ちんざ)まします東照大神(とうせうだいじん)より第八代の將軍(しやうぐん)有徳院吉宗公(いうとくゐんよしむねこう)と稱(しよう)し奉(たてま)つるは東照神君(とうせうしんくん)の十一男(なん)紀伊國(きいのくに)和歌山(わかやま)の城主(じやうしゆ)高(たか)五十五萬石を領(りやう)する從(じゆ)二位(ゐ)大納言光貞卿(だいなごんみつさだきやう)の三男(なん)にて幼名(えうみやう)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
花櫻(はなざくら)香山家(かやまけ)ときこえしは門表(もんへう)の從(じゆ)三位(み)よむまでもなく、同族中(どうぞくちう)に其人(そのひと)ありと知(し)られて、行(ゆ)く水(みづ)のながれ清(きよ)き江戸川(えどがは)の西(にし)べりに、和洋(わやう)の家(や)づくり美(び)は極(きは)めねど、行(ゆ)く人(ひと)の足(あし)を止(と)むる庭木(にはき)のさまざま
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
お美尾(みを)の母(はゝ)は東京(とうけう)の住居(すまい)も物(もの)うく、はした無(な)き朝夕(てうせき)を送(おく)るに飽(あ)きたれば、一つはお前樣(まへさま)がたの世話(せわ)をも省(はぶ)くべき爲(ため)、つね/″\御懇命(ごこんめい)うけましたる從(じゆ)三位(み)の軍人樣(ぐんじんさま)の、西(にし)の京(けう)に御榮轉(ごゑいてん)の事(こと)ありて
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)