じゆ)” の例文
新字:寿
美術品の数多い中に、日本の古い金蒔絵の雛道具や、歌がるたの昔の箱入はこいりや、じゆの字を中に書いた堆朱つゐしゆさかづきなどがあつた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
眼でしかつて、奧の方をぢつと見て居ると、六疊の床に掛けた、じゆ老人を畫いた安物の大幅が動いて、その後ろから、匕首あひくちを持つた、巾着切の辰三が、ヌツと顏を出したではありませんか。
てんの・善人ぜんにん報施はうしする、如何いかん(四九)盜跖たうせき(五〇)不辜ふこころし、(五一)ひとにくかんにし、(五二)暴戻恣睢ばうれいしきたうあつむることすうにん天下てんか横行わうかうせしが、つひじゆもつをはれり。
あるひいはく、『老莱子らうらいしまた楚人也そひとなりしよ十五へんあらはして道家だうか(一四)ようふ。孔子こうしときおなじうすとふ』と。けだ老子らうしは百いう六十餘歳よさいあるひふ二百餘歳よさいと。みちをさめてじゆやしなへるをもつなり