“峠宗壽軒”の読み方と例文
新字:峠宗寿軒
読み方割合
たうげそうじゆけん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
續いて覆面を除つたのは、この藥園の預主あづかりぬし峠宗壽軒たうげそうじゆけんです。半白の中老人で、立居振舞に何となく物々しいところがあります。
「世上の噂でも聞いたであらう。御藥園預りの本草家ほんざうか峠宗壽軒たうげそうじゆけんの娘お小夜は、府内にも並ぶ者なしといふ美人だ」
御藥園の門前に迎へたのは、峠宗壽軒たうげそうじゆけん、五十がらみの總髮で、元々本草家で武士ではありませんが、役目ですから、麻裃あさがみしもを着けて將軍を高田御殿へ案内します。