)” の例文
旧字:
さうして日をり初めて、ちようど今日と言ふ日。彼岸中日、春分の空が朝から晴れて、雲雀は天に翔り過ぎて帰らないほど、青雲が深々とたなびいて居た。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
そうして、日をり初めて、ちょうど、今日と言う日。彼岸中日、春分の空が、朝から晴れて、雲雀ひばりは天にかけり過ぎて、帰ることの出来ぬほど、青雲が深々とたなびいて居た。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)