“禅門”の読み方と例文
旧字:禪門
読み方割合
ぜんもん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼らの読書の種類は『源氏』とか『古今集』とかいう一部の王朝文学に偏(へん)し、それに禅門(ぜんもん)の法語類(ほうごるい)の知識が加わっていた。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
よだれを垂々(たらたら)と垂らしながら、占(しめ)た! とばかり、やにわに対手(あいて)の玉将(たいしょう)を引掴(ひッつか)むと、大きな口をへの字形(じなり)に結んで見ていた赭(あか)ら顔(がお)で、脊高(せいたか)の、胸の大きい禅門(ぜんもん)が、鉄梃(かなてこ)のような親指で
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
大きな、ハックサメをすると煙草(たばこ)を落した。額(おでこ)こッつりで小児(こども)は泣き出す、負けた方は笑い出す、涎(よだれ)と何んかと一緒でござろう。鼻をつまんだ禅門(ぜんもん)、苦々(にがにが)しき顔色(がんしょく)で、指を持余(もてあま)した、塩梅(あんばい)な。
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)